アンデルセン『絵のない絵本』感想

なんか惹き付けられるタイトルです。

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画家の主人公が、毎晩月が語る話を絵にしていくという構成です。2ページ程度ずつの小話が続きます。様々な時代の世界中の出来事が、(文章を読んでいるのですが)まさに絵のように脳裏に浮かんできます。

 

月の視点で語られているというのが面白いポイントで、月光が当たらない所や月が雲に隠れてしまった時は話が途切れています。いくつかの話は、その途切れによって含みを持たせた終わり方になっていて印象的でした。

 

絵が上手ければ実際に絵にするのも楽しいだろうなぁ。

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