ギャラ間 ADVVT

11/24まで行われている、ベルギーのADVVTの展覧会に行ってきました。

この展覧会では、東工大の学生とワークショップを行いベルギーの11の住宅を再解釈し、その東京版を設計したそうです。会場にはADVVTの模型、対比されたアトリエ・ワンの模型、ワークショップで学生が設計した模型が飾られていて、普段インスタレーションを行うことが多い上階まで展示で埋め尽くされていました。

 

以下は住宅名と再解釈におけるキーワードです。

・ベルン・ハイム・ベーク→狭小敷地と3本の木

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屋根の穴を木が突き抜けます。

 

・フェルブランデ・ブルク→2つの階段

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・ハウス・フォス→斜線、モルフォロジー

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(アトリエ・ワンハウス・アトリウム)

ADVVTの模型が見つけられませんでした…

 

・バラディン→階段・マテリアリティ

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・アルベッド→コンクリートブロック、吹き抜け

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中央部分の吹き抜けを逆吹き抜けというらしい。

 

・フリアント→青のグリッド、三角形のセットバック

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・ワランデ→ファサードとフェンスの関係

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・ロット・エレン・ベルグ→セルフビルド、家の中の家

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・スパーデ・ザーム・ストラート→セットバック、木造

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・ティッケル→台形敷地、裏側のファサード

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「裏」の開放を、セットバックにより解決している。

 

・ハウスBM→角張った円形、窓

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全体としては、ダブルスキンや階段、斜線が多く用いられています。これらは敷地が狭く、隣に建物が集まっている都市部の建築の特徴でしょう。そのため、東京をはじめとする日本の敷地で再解釈することが有効だったように思われます。学生の作品もかなり精巧に作られていて、一目で見てどちらのものか分かりませんでした。

 

アトリエ・ワンと交友があるところからギャラ間に出展することになったようで、各建築のキャプションでもアトリエ・ワンの作品と対比がなされていました。

時間がなくてじっくり見れなかったのが悔やまれます…

 

 

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