国立近代美術館「窓展」

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課題が落ち着いたので、藤本壮介のHouse Nが建っていると話題の窓展に行ってきました。

来た時と帰る時で天気が変わっていて、曇りと晴れ両方の姿を見ることができました。

晴れていると窓の境界がくっきりしますが、曇るとそれがぼやけて中と外の対比が弱まり、境界が曖昧になるところが興味深いです。

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印象に残ったものとしては、

・「キートンの蒸気船」で、建物が壊れ窓がその役割を終えた瞬間に、人を守る開口として別の役割を果たした。

・窓は他の世界との連絡をはかるもので、絵画の額縁や漫画のコマは窓をメタファーとしている。→よって、絵画に窓がある事は二重性をはらみ、窓の中に描かれているのは画中画である。

空調機やガラスブロック、高層ビル等の建築技術が発展した1900年前後に、額縁や漫画のコマを逸脱した表現が現れている。

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建築要素である窓が、ジャンルを超えて芸術に昇華されていました。展示を見終わると、四角いものがすべて窓に見えるようになってしまいました…笑

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