少し前に日光と宇都宮に行ってきたので、振り返ってみたい。長くなりそうなので今回は日光編、次回が宇都宮編にしようと思う。
日光東照宮
日光といえば、家康が眠る日光東照宮を最初に思い浮かべるだろう。私は中学生の頃に宿泊学習で初めて訪れたが、当時はあまり良さが分からなかった。しかし、今見ると装飾の細やかさに圧倒される。
逆さ柱など、中学当時にガイドさんに説明していただいた事を思い出して懐かしくなった。私の歳では二度足を運んだ観光地がほとんどないため、新たな旅行の楽しみ方を見つけて新鮮な感覚だった。音楽を聴いたり本を読んだりするのも、年を経てからもう一度出会うと感じ方が異なると言うので、昔に読んだ本などもレビューしてみようという気になってきた。
陽明門を載せんかい!と言われそうだが、綺麗に撮れた五重塔をお見せしたい。
金谷ホテル
宿泊はできなかったが、外観とロビーを見学できた。外観は真っ白で、上品な装飾が綺麗。中に入ると一転して重厚感のあるシックなロビー。薄暗いけれど、窓の外の緑が絵のように見えた。(私の写真では白飛びして見えない…惜しい!)
山のレストラン
森の中の洋館で、ゆったりとした時間を過ごすことができる。予約なしでふらっと行くと、かなり待つことになるのでたくさん観光したい方は注意。でも、霧降の滝に歩いて行けるので、待ち時間にそちらをまわってきたらちょうどよかった。料理はもちろん美味しかったが、個人的には変わった屋根の形(真ん中が凹んでいる)が印象的だった。職業病…?
模型まで置いてあった。コルクの地面がかわいい。
足尾銅山
教科書でみんな知っている有名な銅鉱のため、しっかり観光地化されていると思っていたが、入り口は意外にも簡素だった。というより、地方の寂れた遊園地みたいなゲートを見て、有名さとのギャップに笑ってしまった。
しかし、コンテンツはすごくよかった。チケットを買ったらまずトロッコに乗って銅鉱内まで連れて行ってくれる。前半の坂を降りたあとは、動力なしで銅鉱内に入っていくのだが、重力に任せて闇に突っ込んでいく感じが、アトラクションに乗っているみたいで迫力満点だった。
銅鉱内は、木の骨組みで支えられている。(多分)同じ頃に行われた、極限的な難工事であった熱海線丹那トンネルの工事記録写真を以前見たことがあるが、それと同じような仕組みで作られていた。丹那トンネルは断層がひしめく不安定なところを掘り進めてしまったために、木の支柱では支えきれず工事中に何度も崩壊したという。この事を知る前に来たらよかったなと若干不安を覚えながらも、大地のエネルギーを上下左右に感じて元気になったような気がする。
日光編は以上!宇都宮編に続く